2006年12月01日

明治19年夏場所千秋楽 (毎日新聞/明治19.5.27)


○回向院大相撲
・昨日十日目の相撲勝負付は左の如し。
野州山三芳川は、靖国神杜の奉納相撲に野州山三芳の痛き頭突きに逢い、つら憎しと思う折柄、一生懸命なかなかの骨折りにて寄って勝は面白かりし。
一ノ谷鷲ノ森に勝ちしは、立上る途端小ヅマ取りの極早きものならんが、敵の足に手の移ると見れば早や勝負ありき。
相生朝日川朝日二本差してミツを引き、相生は右上手にミツジリを取りて揉合い、立水入りて勝負なく引分け。
雷震黒雲は、雷震左にミツを引き右に前袋を取り必死の争い、同じく立水入りてのち雷震寄て勝はよろし。
・(以下三役)若湊響升は、右を差し寄て若湊の勝。
龍門祇園山は同じく寄て龍門の勝。
真鶴芳ノ山は突落して真鶴の勝なりしが、芳ノ山は此の一番にて十両になる所、さこそ残念ならん。
・さて形の如くそれぞれ名乗を受け弓取の役は玉椿が勤めて目出たく打出しぬ。

「小づま取り」という技は現在でもあるのですが、なかなか決まるものではないでしょうね〜小兵の多い昔の方がやりやすいとは言え、立った瞬間に決めるとはすごいものです。今場所の十両は大阪相撲から真鶴、京都相撲から相生が加入しましたが共に勝ち越して上方相撲の実力を見せました。先場所加入した鬼ヶ谷も好成績で、惜しくも逃していた幕内の座へ大きく前進しました。
goo大相撲決まり手(小褄取り)
明治19年夏場所星取表
posted by gans at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 大相撲
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